コアケアブログ
胸式呼吸と腹式呼吸
こんにちは!(^^)!
まだまだ寒い日が続きますが、春の訪れを感じる時期になってきましたね
しかし、インフルエンザはまだ流行っているみたいで油断はできません
そういえば先日、クライアントさんから、ご家族の方がインフルエンザになったというお話を聞いたのですが
クライアントさんは「口呼吸しているからなるんですよ。インフルエンザになっている人はたいてい口呼吸してます」とおっしゃっていました
私が前回のブログで書いた通り!
やはり鼻呼吸は重要ですね!!
同じく前回の記事で、胸式呼吸、腹式呼吸、どちらの方が良い、悪いはないとも書きましたが、今日はそのことについてです
ピラティスの呼吸は胸式呼吸ですが、ピラティスを学ぶと「普段の生活でも胸式呼吸をした方がいいのかしら?」「腹式呼吸より胸式呼吸の方がいいのかしら?」と疑問に持たれる方がいらっしゃいます
ピラティスをやっている時は胸式呼吸が原則ですが、普段の生活ではどちらでも良いですし、胸式呼吸と腹式呼吸に、どちらが良い、悪いはありません(^^)
さらに言えば、ピラティスをより理解するために、動きをより良くしていくためには、胸式呼吸だけでなく腹式呼吸もどちらも出来た方が良いのです
その理由の一つは、ピラティスでも重要になってくる「横隔膜」
「横隔膜」はコアの定義の一つとされているため、ピラティスでも重要です
その横隔膜を、腹式呼吸により働かせるため、腹式呼吸もできないよりできた方が良いのです
何人かのクライアントさんは心当たりがあるかもしれませんが、実際、私のレッスンでも横隔膜の働きをみるために腹式呼吸を取り入れることもあります
また、胸式呼吸と腹式呼吸は、それぞれ自律神経に働きかける作用が違います
胸式呼吸は交感神経を優位に、腹式呼吸は副交感神経を優位にします
胸式呼吸で優位になる交感神経は、活動的なイメージです
また、緊張感がある時も交感神経が働きます
一方、腹式呼吸で優位になる副交感神経は、リラックスしているイメージです
休んでいる時も副交感神経が働いています
この交感神経と副交感神経がバランスよく働くことが健康につながります
ちなみに、この交感神経と副交感神経への働きから、よくセットにされがちなピラティスとヨガの違いもわかります
胸式呼吸が原則のピラティスに対し、ヨガは腹式呼吸です
ヨガをやるとリラックスするのは副交感神経が優位になる腹式呼吸を取り入れているからですね
一方のピラティスもリラックス効果はあるのですが、ピラティスレッスンを終えたクライアントさんに感想を伺うと、リラックスというよりも「すっきりした~」とか「リフレッシュできました~」という声が多いです
すっきりやリフレッシュ感は、ピラティスで交感神経が優位になったためです
このように、胸式呼吸、腹式呼吸には、それぞれに働きかける自律神経が違います
この違いにどちらが良い悪いはありません
必要に応じて使い分けが出来るように(例えばベッドで眠りにつくときは腹式呼吸になるなど自然とそうなると思いますが)
「ピラティスで胸式呼吸をしているから常にしてなきゃー」と、日常ではあまり神経質にならないようにしてくださいね!